お魚天国

また、しばらくお休みしてしまいました。
日本は3連休だったようですね。
皆さんはどこかにいかれましたか?

先週から仕事の関係でマニラに行っていました。

そして非常にあわただしい日程だったのですが
週末にマニラから車で3時間のアニラオ
という海でダイビングしてきました。

本日の日記は、ちょっと海の生物なんかを写真でご紹介しちゃいましょう。

元々、そっちをメインにするつもりでこのHPを立ち上げたのですが、バカな世迷言を書くのも好きなのもので、ついつい、いつもそっちばかりになってしまいます。

嬉しい事に、こちらのHPには
ゲストさんも数多くアクセスしていただいており、その殆どが、ダイバーの方だと思います。

というわけで、アニラオ、プエルトガレラ報告を兼ねて、
一挙ご紹介!

写真ちょっと重いでしょうが勘弁してね!

まずはハゼからいきましょう。
ハゼというと皆さん、地味な魚だと思われるでしょうが、なかなかどうして捨てたものじゃないですよ。

まずは、ハタタテハゼ
ハタタテ

そして
アケボノハゼ
アケボノ

両方とも同じような、形ですが色が違いますね。
英名もハタタテが「Red Fire Goby」
アケボノは「Purple Fire Goby」です。
Gobyとはハゼのことね。

♪赤い灯 青い灯 道頓堀の~
という、古い歌がありますが、まさにそんな感じで、海の中で綺麗な姿で輝いています。


そして、スジクロユリハゼ
スジクロ

縞々が綺麗でしょ?
実はこれ結構深いところにいるのです。
さっきのアケボノもそうですが40mぐらいかな?
セブにもいるのですが、警戒心が強く
ここまでハッキリ寄れた写真はめったに撮れないので、嬉しいです。

実際に見ると、このオレンジのラインはあんまり見えないです。
というのも水の中は赤い色ほど届きにくいのですね。
だから海の中はみんな青っぽくみえるわけです。
でも、フラッシュの光があたると、赤っぽい所もちゃんと写るのですね。


さて、今度はちょっと地味なのですが
ダイバーなら喜ぶ
カニハゼ
kanihaze

結構レアな種類のハゼで、私も生まれてはじめて見つけました。
ちょっとピンボケなんですが、背ビレの黒い点が特徴です。

私のページではカニハゼよりカニ女のほうが有名(?)でしょうが、
ハゼなのに、カニと名づけられるカニハゼには
どこか悲哀を感じます。

(カニ女がわからない方は、
こちらを参照)

しかし、悔しいな!!
もうちょっとちゃんとピン合わせろよ!
下手くそ!
・・・ってオートフォーカスで撮ってるんですけどネ!(ちょと上手い人ぶってみたかったんです)

うーん!!
でも、何とかセブでも見つけて、リベンジしたい!!今度探そう!

そして、ヒレナガネジリンボウ
ヒレナガ

ネジリンボウというだけあって、なんか捻ったみたいな、模様でしょう?
これを見ると、なんとなく
ユーハイムのバウムク-ヘンの包装紙を想像してしまうのは私だけでしょうか?

2匹仲良く同じ穴に住んでいます。

さて、ここからはウミウシ
ミカド
これはナイトダイブで見つけました。
ミカドウミウシだと思います。
実は私はウミウシ音痴なので、もしかしたら名前間違っているかもしれません。
間違いに気がつかれた方がいらっしゃったら教えてくださいね。

シンデレラ
こちらはシンデレラウミウシ。
薄紫色がきれいですね。

ウミウシの和名は実は最近になって付けられたのも多く、結構変なの多いのです。
フルーツポンチウミウシとか
モチハダウミウシとか
極めつけは通称ですが
ピカチュウウミウシ
なんていうのもいます。
結構いいかげんですよね?

ミノウミウシ
これは、ミノウミウシの仲間だということはわかるのですが、私にはそれ以上わかりません。
今調べてもらっているところです。
(※アカクセニアウミウシ だとわかりました。9・25)


ウミウシは本当に色とりどりで形も色々あって
海の宝石とも呼ばれています。
陸に上がったら、単なる派手なナメクジですが
これでも一応、貝の仲間なんですよ。


でも、これだけ派手だということは
毒をもっているか、毒を持っているように見せかけているのでしょうね。


イカ
そしてこちらはイカです。
夜見るとこんな風に見えるんですね。
本当に美しいでしょう?

そして最後は私の大好きなニシキテグリ
ニシキテグリ
これもいっぱいいました。
確認できただけで5個体。

この魚に私がどんなに惚れているかということは
左側の
「やっさん☆の海底散策/愛しのニシキテグリ」をご参照ください。

今回、いつも潜っているセブではなく
私が最初にダイビングをしたプエルトガレラやアニラオという場所に里帰りしてみて感じたのは、
ここの海ってこんなに素晴らしかったのか!
ということでした。

やはり、ビギナーの頃は魚の名前も知らなかったし、潜る深さと大物ばかり追いかけて、身近に素晴らしい魚たちがいることに、気がつかなかったんですね。

でも写真を始めるようになってから
少し変わりました。

やっぱり、魚に気がつかれないように、
息を殺して、そーっと近づくテクニックは、
覗きのおじさん並みのものが必要とされますし、
海底の砂を巻き上げないように、静かに匍匐前進をするには
生娘に夜這いをかける時と同じような緊張感が必要とされます。


何度もファインダーの中に収めながら、シャッターを押す瞬間に逃げられたり、肝心な所で、カメラが言うことを聞かなくなって、撮りそこなったり・・・
それだけにうまく撮れた時の満足感は大きいわけです。
魚の名前も自然と覚えてしまうようになりますしね。

今回で私の経験本数も450本を超えました。
素人としては、潜っているほうでしょう。
でも潜れば潜るほど、ダイビングって奥が深いし、
海の生物って綺麗な奴や変な奴が、いっぱいいるし、
海の中って毎回違った発見があるし、
どんどんハマってしまいます。

自分がこんなに海好きになるなんて
潜りだす前は想像もつかなかったです。

今もし誰かに
「あなたは何故、海に潜るのですか?」
と、聞かれたら・・・

きっと、ちょっとだけカッコつけて
私はこう答えるでしょう・・・
「それはそこに 
カニハゼがいるからだ!」





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